日本は29カ国中27位=女性の働きやすさランキング―英経済誌 2024年03月07日 22時02分

就職活動が解禁され、合同企業説明会に参加する学生ら=1日、横浜市西区
就職活動が解禁され、合同企業説明会に参加する学生ら=1日、横浜市西区

 【ロンドン時事】8日の「国際女性デー」を前に、英経済誌「エコノミスト」が発表した女性の働きやすさランキングによると、日本は経済協力開発機構(OECD)に加盟する主要29カ国中27位だった。
 男女の労働参加率や給与の差、育児休暇の取りやすさなど10の指標に基づき分析した。日本は企業の管理職に占める女性の割合が14.6%(OECD平均は34.2%)と低かったほか、国会議員(衆院)の女性比率も10.3%(同33.9%)にとどまった。
 一方、父親の育児休暇制度について同誌は「日本と韓国はOECDで最も寛大な制度を設けている」と評価。ただ、「家にいることを選ぶ父親はほとんどいない」と指摘した。
 首位は2年連続でアイスランド。スウェーデン、ノルウェー、フィンランドが続き、北欧諸国が上位を占めた。日本はトルコを抜いて前年より順位を一つ上げた。最下位は韓国。 

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