大統領府の扉、壊される=集団失踪事件の抗議デモ―メキシコ 2024年03月07日 07時00分

6日、メキシコの首都メキシコ市で、大統領府の扉を破壊するデモ隊(AFP時事)
6日、メキシコの首都メキシコ市で、大統領府の扉を破壊するデモ隊(AFP時事)

 【サンパウロ時事】メキシコの首都メキシコ市で6日、2014年に学生43人が行方不明になった事件を巡り、政府の対応に抗議するデモ隊の一部が大統領府の出入り口の扉を破壊する騒ぎがあった。ロペスオブラドール大統領との直談判を試みたとみられる。
 報道などによると大統領府付近では当時、学生の親族や支援者らが大統領との面会を求めてデモを展開。一部がピックアップトラックを使って扉を破り、内部に侵入しようとしたが、警備員らに阻止された。
 南部ゲレロ州で14年9月に発生した事件では、デモに参加しようとバスでメキシコ市に向かっていた学生らが失踪。学生らは警察に拘束された後、麻薬組織に引き渡され、殺害されたとみられるが真相は不明だ。 

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