NATOトップ最有力候補に反対=新たな火種の可能性―ハンガリー 2024年03月06日 06時32分

 【ベルリン時事】ハンガリーのシーヤールトー外相は5日に声明を発表し、10月に任期が満了する北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長の後任人事について、最有力候補と目されるオランダのルッテ首相に反対すると表明した。人事の決定には加盟国の一致が必要。ハンガリーはこれまでも意見集約を乱しており、新たな火種となる可能性がある。
 シーヤールトー氏は、「ハンガリーに圧力をかけようとした候補者を支持することはできない」と主張。2021年に同国で導入されたLGBTなど性的少数者に関する規制に対し、ルッテ氏が反発して「ハンガリーを屈服させる」と発言したことを問題視した。 

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