ロシア軍幹部2人に逮捕状=ウクライナの民間インフラ攻撃で―国際刑事裁 2024年03月06日 00時28分

国際刑事裁判所(ICC)=オランダ・ハーグ(AFP時事)
国際刑事裁判所(ICC)=オランダ・ハーグ(AFP時事)

 【ブリュッセル時事】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は5日、ロシア軍幹部2人に対し、ウクライナの民間インフラや民間人への攻撃を指示したなどとして、戦争犯罪と人道に対する罪を犯した疑いで逮捕状を出した。ただ、ICC設立条約の締約国ではないロシアが身柄の引き渡しに応じる見込みはなく、逮捕は困難だ。
 逮捕状が出されたのは、ロシア航空宇宙軍のコビラシ司令官とロシア海軍のソコロフ黒海艦隊司令官。ICCは2人について、ロシア軍が2022年10月〜23年3月にウクライナ各地で行ったミサイル攻撃で、民間インフラを標的にするよう指示し、損害を引き起こしたと指摘。「個人として責任を負う合理的な根拠がある」と述べた。 

海外経済ニュース