テスラ工場、独で生産停止=極左が送電設備放火か 2024年03月05日 22時56分

テスラのドイツ工場近くで、損傷した高圧送電塔を調べる警察官=5日、ベルリン近郊グリューンハイデ(EPA時事)
テスラのドイツ工場近くで、損傷した高圧送電塔を調べる警察官=5日、ベルリン近郊グリューンハイデ(EPA時事)

 【ベルリン時事】ドイツのベルリン近郊にある米電気自動車(EV)大手テスラの工場が5日、停電で生産を停止した。工場に電力を供給する設備が燃えて損傷したためで、警察は放火とみて調べている。ドイツの極左団体が「テスラを妨害した」と犯行声明を出した。
 独メディアによると、送電塔の一部が燃え、近隣の住宅地を含む一帯で停電が発生した。地元治安当局は犯人は特定されていないとしつつ、「電力インフラに対する卑劣な攻撃だ。妨害行為には最も厳しい対応を取る」と批判した。
 工場の生産能力は年間50万台。現在は「モデルY」などを製造している。この極左団体は2021年の工場建設中にも送電設備に放火した疑いがある。当時、テスラに対して「環境に優しくない」などと主張していた。 

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