「戦略連携と交流維持」確認=中ロ首脳が電話会談 2024年02月08日 21時40分

ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2023年10月、北京(EPA時事)
ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2023年10月、北京(EPA時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は8日、電話で会談した。中国で10日に迎える春節(旧正月)のあいさつを交わし、新年も中ロの「戦略的連携」を強化し、緊密な交流を維持していくことで一致。中東問題や、ロシアが侵攻するウクライナ情勢についても意見交換した。中ロ両政府が発表した。
 習氏は「過去1年間でわれわれは2回会い、多くの重要な共通認識を得た」と語り、友好関係を強調。台湾問題などを巡って対立する米国を念頭に、「(中ロは)国家主権、安全、発展の利益を守り、外部勢力の干渉に断固反対すべきだ」と主張した。プーチン氏は「ロ中関係は前例のない高いレベルにある」と応じ、「台湾問題で中国を挑発するいかなる危険行為にも反対する」と述べた。 

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