親イラン組織幹部を殺害=米軍、イラクで報復攻撃 2024年02月08日 06時54分

米軍の無人機による空爆で破壊され、トラックに積み込まれる車両。イラクの親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」幹部が乗っていた=7日、バグダッド(EPA時事)
米軍の無人機による空爆で破壊され、トラックに積み込まれる車両。イラクの親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」幹部が乗っていた=7日、バグダッド(EPA時事)

 【ワシントン時事】米軍は7日、イラクで親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の幹部を殺害したと発表した。ヨルダンで米兵3人が殺害された無人機攻撃にこの幹部が直接関与していたといい、報復攻撃を行った。
 発表によると、攻撃は現地時間7日夜に米軍が単独で実施。民間人の巻き添え被害は確認されていない。米軍は声明で「わが軍の安全を脅かす全ての者への責任追及をためらわない」と述べた。
 ロイター通信によると、イラクの首都バグダッドでカタイブ・ヒズボラのメンバーが乗る車両に対して無人機の攻撃があった。幹部を含む計3人が死亡した。
 米政府は1月28日にヨルダンで発生した無人機攻撃について、カタイブ・ヒズボラを含むイラクの親イラン武装組織の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」の犯行と断定。カタイブ・ヒズボラの「痕跡」があるとも指摘していた。 

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