中国と安保協定結ばず=米豪との協力重視―パプア外相 2024年02月07日 18時41分

パプアニューギニアのトカチェンコ外相=2023年2月(AFP時事)
パプアニューギニアのトカチェンコ外相=2023年2月(AFP時事)

 【シドニー時事】太平洋の島国パプアニューギニアのトカチェンコ外相は7日、オーストラリア公共放送ABCのインタビューで、「われわれが中国と安全保障協定を結ぶ手続きを前に進めることは絶対にない」と述べた。トカチェンコ氏は1月末、中国から安保協力の提案があったことを認めていたが、協定締結を明確に否定した形だ。
 パプアは昨年5月に米国と防衛協力協定、同12月に豪州と安保協定をそれぞれ締結。トカチェンコ氏は「われわれには米豪、ニュージーランド(NZ)といった緊密で伝統的なパートナーがおり、安全のよりどころとしている」と語り、米豪などとの協力を重視する考えを強調した。 

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