バイデン米大統領、トランプ氏非難=移民対策の可決「妨害」 2024年02月07日 06時49分

6日、ワシントンのホワイトハウスで演説するバイデン米大統領(AFP時事)
6日、ワシントンのホワイトハウスで演説するバイデン米大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は6日、ホワイトハウスで演説し、上院の民主、共和両党による移民対策の合意案について、「トランプ(前大統領)がこの24時間、上下両院の共和党議員に接触し、脅し、合意案に反対するよう威圧している」と非難した。その上で「共和党は、トランプ氏と米国民のどちらに奉仕するかを決めなければならない」と迫り、賛成を呼び掛けた。
 バイデン氏は与野党合意案の内容を称賛し、「トランプ氏は自分にとって政治的に悪いものだと考えている」と指摘。「彼はこの問題を解決するよりも、むしろ武器化したがっている」とも述べた。
 合意案は、移民が一定の水準以上に増えた場合に大統領に国境を閉鎖する権限を与えるのが柱で、ウクライナ支援とともに法案としてまとめられた。ただ、トランプ氏に近い共和党の保守強硬派は反発しており、ジョンソン下院議長(共和党)は「下院に届き次第、廃案にする」と主張している。 

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