ハマス、ガザの戦闘休止案に回答=米長官、イスラエルと議論へ 2024年02月07日 06時47分

6日、ドーハで会談するブリンケン米国務長官(左)とカタールのムハンマド首相兼外相(ロイター時事)
6日、ドーハで会談するブリンケン米国務長官(左)とカタールのムハンマド首相兼外相(ロイター時事)

 【カイロ時事】イスラム組織ハマスは6日、声明を出し、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとの戦闘の休止案について、エジプトとカタールに回答を提出したと明かした。ハマスが拘束する人質の解放を含む戦闘休止案は米国やカタールなどが先月末にまとめ、ハマスが検討を進めていた。
 ハマスは声明で、戦闘休止案に関し「前向きな精神で取り組んだ」と説明した。具体的な回答内容は不明だが、「包括的で完全な停戦」を求める考えを示した。
 中東歴訪中のブリンケン米国務長官は6日、カタールの首都ドーハでムハンマド首相兼外相と会談。ムハンマド氏は会談後の共同記者会見で、ハマスから回答があったことを認め、「前向きだ」と評価。イスラエル側に回答を伝えたという。
 ブリンケン氏も回答内容を精査していると明らかにした上で、イスラエル政府高官らと7日に議論する考えを表明。「やるべきことはまだ多くある」としつつ、「合意は可能で不可欠だと信じ続ける」と語った。 

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