経済作業部会、北京で初開催=4月に次回会合、対話ペース加速―米中 2024年02月07日 06時45分

 【北京、ワシントン時事】米中両政府は6日、政府高官が経済分野で意見交換する作業部会を北京で初めて開いたと発表した。対話を継続し、4月に次回会合を開くことで一致した。1月には金融分野でも同様の会合を開催。先週は合成麻薬対策も議論しており、対話ペースが加速している。
 経済作業部会は5、6両日に開催。両国の財政当局高官らが出席した。昨年9月に設置することで合意して以来、開催は3回目となる。
 中国財政省によると、中国側は、米国による対中制裁関税や投資制限について懸念を表明。マクロ経済などもテーマになった。
 米財務省によると、米側は、巨額補助金など中国の産業政策や過剰生産問題に懸念を示した。中・低所得国の過剰債務問題などでの両国の協力についても協議。米国は「両国のデカップリング(分断)を追求していない」ことを改めて伝えた。 

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