犯行はイラクの武装組織=ヨルダンでの兵士殺害で名指し―米 2024年02月01日 06時08分

 【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は31日の記者会見で、米兵3人が殺害された中東ヨルダンでの無人機攻撃を行ったのはイラクの親イラン武装組織「イラクのイスラム抵抗運動」だと名指しした。また、米軍による報復攻撃が複数回に及ぶとの見通しも示した。
 カービー氏は米情報機関の分析に基づき、「イラクのイスラム抵抗運動」が「攻撃を計画して資金を供与し、実行させた」と主張した。この武装組織は複数のグループで構成され、国防総省が実行犯である可能性を指摘していた親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」も含まれているという。
 バイデン大統領は報復を決断したと表明したが、具体的な内容や時期には言及していない。カービー氏はこの報復攻撃について、「最初に見たものが最後にはならない」と強調し、複数回になるとの見方を示した。 

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