中国、民間機航路を台湾寄りへ=2月1日から 2024年01月31日 18時57分

 【台北時事】中国民用航空局は30日、台湾海峡の中間線付近を平行して飛ぶ民間航空路について、中国大陸側に寄せていた措置を2月1日から取り消すと発表した。今後は以前よりも台湾寄りを飛行するとみられ、台湾側は強く反発している。
 中間線付近の航空路は中国が2015年、大陸上空の混雑緩和を理由に設置を表明。中台が協議し、中間線から大陸側に6カイリ(約11キロ)ずらして飛行する措置で合意した経緯がある。
 台湾外交部(外務省)は31日、「合意の一方的な取り消しは台湾海峡の現状を破壊する」と非難。直ちに協議に応じるよう中国当局に求めた。 

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