親ロ派支援、一部に条約違反=ウクライナが17年に提訴―国際司法裁 2024年02月01日 00時48分

 【ブリュッセル時事】国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は31日、ウクライナがロシアを相手取り、親ロ派への資金・武器供与の停止を求めた訴訟で、ロシア側に国際条約の一部違反があったとする判決を出した。ウクライナが求めた損害賠償は認めなかった。ICJは一審制で、控訴はできない。
 ウクライナは2017年1月、同国東部の親ロ派に対する支援について、テロ資金の供与防止に関する国際条約に反すると主張し、ロシアを提訴した。また、14年に親ロ派支配地域で起きたマレーシア機撃墜事件を巡り、損害賠償を求めた。 

海外経済ニュース