資金停止の再考促す=UNRWA拠出国と会合―国連総長 2024年01月31日 10時50分

30日、ニューヨークの国連本部で、報道陣の取材に応じる国連のカーフ上級人道復興調整官
30日、ニューヨークの国連本部で、報道陣の取材に応じる国連のカーフ上級人道復興調整官

 【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は30日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出停止を表明する国が相次いだことを受け、日米を含む主要拠出国など35カ国と欧州連合(EU)の代表を招いた緊急会合を非公開で開いた。UNRWAは資金難により2月末にも活動中断を余儀なくされる恐れがあり、各国に再考を促した。
 UNRWAを巡っては、職員12人が昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲に関与していた疑いが浮上。国連は調査を開始したが、日米など10カ国以上が拠出停止を発表した。会合では、グテレス氏が国連の対応を説明し、各国がそれぞれの懸念を共有した。 

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