発射は「戦略巡航ミサイル」=30日に訓練と発表―北朝鮮 2024年01月31日 06時36分

北朝鮮が30日に行った戦略巡航ミサイル訓練とみられる画像=朝鮮中央通信が31日に配信(ロイター時事)
北朝鮮が30日に行った戦略巡航ミサイル訓練とみられる画像=朝鮮中央通信が31日に配信(ロイター時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、軍が30日に黄海上で戦略巡航ミサイル「ファサル(矢)2」の発射訓練を行ったと伝えた。北朝鮮は同ミサイルへの戦術核弾頭の搭載を想定しており、射程は約2000キロに及ぶと主張している。
 朝鮮人民軍総参謀部は訓練について、「軍隊の迅速な反撃態勢を確認し、戦略的打撃能力を高めることに寄与した」と発表したが、飛行距離など詳細は明らかにしなかった。韓国軍は30日、北朝鮮が巡航ミサイル数発を発射したと明らかにしており、このミサイルを指すとみられる。
 ファサル2は北朝鮮が保有する長距離巡航ミサイルで、2022年1月に初の発射実験が行われ、23年2月や3月にも撃たれた。日本も射程に入れるとされる。今回の発射を通じて、実戦配備段階にあるとアピールした形だ。 

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