イスラエル、60日休戦に合意か=ハマスの対応焦点―報道 2024年01月30日 14時16分

29日、イスラエル軍の攻撃を受け、煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザ南部ラファ(AFP時事)
29日、イスラエル軍の攻撃を受け、煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザ南部ラファ(AFP時事)

 【カイロ時事】米NBCテレビは29日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を目指してパリで開かれた米国とイスラエル、カタール、エジプトの情報機関トップらによる4者協議に関して、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を60日間休止する案で大筋合意に達したと報じた。交渉の内情を知る関係者の話としている。
 この案は仲介役を務めるエジプトとカタールの提案を取り入れた。イスラエルとハマス双方の攻撃停止に加え、イスラエルの軍事作戦が激化しているガザ南部ハンユニスからの軍の移動と再配置を定めている。
 また、ハマスが拘束する人質1人を解放するたびに、イスラエルで収監中のパレスチナ人の囚人3人を解放する。さらに、ガザへの人道支援物資の搬入を増やすことや、カタールが支援する野戦病院をガザ内に設置することも盛り込まれている。 

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