無人機攻撃で米兵3人死亡=バイデン氏「親イラン組織」非難―責任追及を明言・ヨルダン 2024年01月29日 05時34分

28日、米南部サウスカロライナ州で発言するバイデン大統領(AFP時事)
28日、米南部サウスカロライナ州で発言するバイデン大統領(AFP時事)

 【ワシントン、カイロ時事】バイデン米大統領は28日、声明を出し、対シリア国境に近いヨルダン北東部に駐留する米軍が同日、無人機による攻撃を受け、米兵3人が死亡したと明らかにした。米中央軍はこれに関し、34人が負傷したと発表した。
 バイデン氏は「攻撃の詳細は調査中だが、シリアとイラクで活動するイランの支援を受けた過激組織が実行した」と非難。攻撃に関与した全ての当事者の責任を追及すると表明した。
 昨年10月にパレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの交戦が始まって以降、イラクやシリアでは米軍を標的にした攻撃が相次いでいる。親イラン勢力によるものとされ、イスラエルの後ろ盾である米国に圧力をかける狙いがあるとみられる。 

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