トランプ氏に123億円支払い命令=作家への名誉毀損訴訟―NY 2024年01月27日 10時02分

26日、出廷のため米ニューヨークの自宅を出るトランプ前大統領(EPA時事)
26日、出廷のため米ニューヨークの自宅を出るトランプ前大統領(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】トランプ前米大統領が女性作家への性的暴行を否定し、女性の名誉を毀損(きそん)したとして訴えられた損害賠償訴訟で、米ニューヨーク連邦地裁陪審は26日、トランプ氏に悪意があったと認めて8330万ドル(約123億円)の支払いを命じた。米メディアが報じた。
 トランプ氏は直後の声明で「全くばかげている」と反発。評決を不服として控訴すると明らかにした。
 原告のジーン・キャロルさんは回顧録で、1990年代半ばに高級百貨店でトランプ氏に暴行されたと告発。トランプ氏が「売名行為のでっち上げだ」などと繰り返したことで評判を傷つけられたとして、1000万ドル(約15億円)以上の賠償を求めて提訴していた。 

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