「完全勝利まで戦う」=国際司法裁命令に反発―イスラエル首相 2024年01月27日 07時02分

イスラエルのネタニヤフ首相=7日、テルアビブ(EPA時事)
イスラエルのネタニヤフ首相=7日、テルアビブ(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は26日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘に関し「われわれは正義の戦争を行っており、完全勝利まで続ける」と正当性を主張した。国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は同日、ガザでのジェノサイド(集団殺害)を防ぐ措置を取るようイスラエルに命じたが、これに反発するネタニヤフ氏が強硬姿勢を改めて示した形だ。
 南アフリカが昨年12月、ガザでイスラエルが集団殺害を行っているとして同国を提訴した。ICJは26日、同国に命じる暫定措置を発表。軍事作戦の即時停止は明言しなかったが、集団殺害防止と人道支援に関する対策を求めた。
 ネタニヤフ氏は、南アによる集団殺害の指摘を「言語道断だ」と一蹴。「集団殺害のテロ組織である(イスラム組織)ハマスに対する自国の防衛を続ける」と強調した。 

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