ドイツ教会、虐待推計9000件=初の全容調査 2024年01月26日 14時26分

 【ベルリン時事】ドイツ全土のプロテスタント教会内での性的虐待に関する初の調査報告書が25日、公表された。調査は、1946年以降9000件以上の虐待があった可能性を指摘。独メディアは、「プロテスタントはカトリックと比べ虐待が少ないという説が揺らいでいる」(南ドイツ新聞)と伝えている。
 調査は、プロテスタント教会の連合団体「ドイツ福音主義教会」の委託を受けた専門家らが実施した。3年をかけて内部資料の調査や被害者からの聞き取りを行い、2225件の被害記録が発覚。得られたデータを基に、全体の被害規模を推定した。 

海外経済ニュース