軍用機墜落で非難の応酬=ウクライナ「ロシアに全責任」―国連安保理 2024年01月26日 10時39分

25日、ニューヨークの国連本部で開かれたロシア軍機墜落を受けた安保理会合(EPA時事)
25日、ニューヨークの国連本部で開かれたロシア軍機墜落を受けた安保理会合(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】国連安保理は25日、ロシア西部ベルゴロド州で24日にロシア軍輸送機が墜落したことを受けて緊急会合を開いた。ロシアはウクライナによる「計画的犯罪」だと批判し、ウクライナが強く反発した。
 ロシアは、輸送機には捕虜交換に向かうウクライナ軍人65人が乗っていたと指摘。ウクライナ軍が輸送機を撃墜し、捕虜全員が死亡したと説明し、「ウクライナ指導部は飛行ルートを知っていた」と根拠を示さず主張した。
 これに対しウクライナは、「移送手段や周辺空域の安全確保の必要性を知らされていなかった」と強調。その上で、全ての責任は、捕虜や民間人を「人間の盾」にしているロシアにあると非難した。撃墜したかについては触れず、調査を進めると述べるにとどめた。 

海外経済ニュース