ガザ戦闘休止、基本合意か=「恒久的停戦」で対立―イスラエル報道 2024年01月26日 07時34分

25日、イスラエルの爆撃を受け、パレスチナ自治区ガザ南部ラファから上がる煙(AFP時事)
25日、イスラエルの爆撃を受け、パレスチナ自治区ガザ南部ラファから上がる煙(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエル紙ハーレツは25日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスが、戦闘の休止で基本合意したと報じた。情報筋の話として伝えた。ガザで拘束されている人質とイスラエルが収監するパレスチナ人の交換を行うことでも大筋で一致した。ただ、ハマスは「恒久的停戦」に向けた合意を求めているが、イスラエルが拒否しており、立場の隔たりは埋まっていない。
 同紙によると、双方は35日間、戦闘を休止し、人質全員と囚人の交換を行うことで歩み寄った。戦闘を休止する間、イスラエルはガザに人道支援物資を搬入する。既に合意した基準に従って、どの囚人を釈放するかについて詰めの交渉を続けている。また、別のイスラエルメディアは、人質1人に対しパレスチナ囚人100人の釈放をハマスが求めていると伝えた。戦闘休止の期間については、別の日数を伝える報道もある。 

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