米、フーシ派幹部らに制裁=日本郵船の船拿捕関与か 2024年01月26日 05時31分

 【ワシントン時事】米財務省は25日、紅海周辺での商船攻撃に関与したとして、親イラン武装組織フーシ派幹部4人を制裁対象に指定したと発表した。昨年11月に起きた日本郵船運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」の拿捕(だほ)に関わった疑いがある。
 制裁対象に指定されたのは、フーシ派軍事部門幹部で「国防相」を名乗る男ら。うち2人は、イエメン沿岸に到着したとされるギャラクシー・リーダーの中に入ったことがあり、紅海周辺を航行する船舶への攻撃を公言している。
 制裁は英政府と連携して実施。米国内の資産が凍結される。ネルソン米財務次官(テロ・金融情報担当)は声明で「フーシ派のテロ攻撃は航行の自由を脅かしている」と非難し、阻止していく構えを強調した。 

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