米中高官、数日中にタイで会談か=台湾総統選後、初対話 2024年01月26日 05時19分

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=16日、スイス東部ダボス(AFP時事)
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=16日、スイス東部ダボス(AFP時事)

 【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は25日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の王毅共産党政治局員兼外相が数日中にタイで会談すると報じた。13日の台湾総統選後、両氏の会談は初めて。対話を維持し、関係安定化を目指す。
 会談では、中国が「独立派」と敵視する台湾与党・民進党の頼清徳副総統の総統選勝利を踏まえ、協議するとみられる。また、紅海周辺で商船攻撃を続ける親イラン武装組織フーシ派への対応や、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を巡っても意見交換する見通し。
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はこれまで、「中国はイランへの影響力を持っている」と指摘している。米側は緊張緩和に向け、イランへの働き掛けを中国に求める可能性がある。 

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中国の王毅共産党政治局員兼外相=19日、ブラジリア(AFP時事)
中国の王毅共産党政治局員兼外相=19日、ブラジリア(AFP時事)

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