兵役1年制、第1陣が入隊=中国脅威に自衛力強化―台湾 2024年01月25日 17時08分

25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で、義務兵役期間を1年に延長した新制度下で入隊した第1陣の新兵ら
25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で、義務兵役期間を1年に延長した新制度下で入隊した第1陣の新兵ら

 【台中(台湾)時事】台湾国防部(国防省)は25日、兵役期間を1年に延長した新制度下で入隊した第1陣の新兵らの様子を報道陣に公開した。中国の軍事的脅威を受けて蔡英文総統が進めてきた自衛力強化策の一環。蔡氏は2022年12月、18歳以上の男性に4カ月間義務付けてきた兵役を今年1月から延長すると発表していた。
 25日午前、中部・台中市の陸軍訓練所に、入隊に臨む私服姿の新兵たちがやや緊張した面持ちで続々と到着した。訓練日程や給与などの説明後、身体検査や散髪、法規教育の講義を受けた。新兵の一人、尹※(※森の木3つを金に)石さん(18)は記者団に「初めは緊張したが、上官は先輩たちから聞いていたほど怖くなかった」と安堵(あんど)した表情を浮かべた。兵役延長については「国民としての義務であり、喜んで受け入れる」と語った。 

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25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で身体検査を受ける義務兵役の新兵たち
25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で身体検査を受ける義務兵役の新兵たち
25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で、入隊時に髪を刈られる義務兵役の新兵
25日、台湾中部・台中市の陸軍訓練所で、入隊時に髪を刈られる義務兵役の新兵

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