不二越の敗訴確定=韓国最高裁が上告棄却―元挺身隊員訴訟 2024年01月25日 10時24分

韓国最高裁=ソウル
韓国最高裁=ソウル

 【ソウル時事】韓国の元挺身(ていしん)隊員らが戦時中に工場で過酷な労働を強いられたとして、大手工作機械メーカーの不二越(本社・東京)を相手取り損害賠償を求めた3件の訴訟で、韓国最高裁は25日、いずれも不二越側の上告を棄却した。これによって、原告1人当たり8000万~1億ウォン(約880万~1100万円)、計21億ウォン(約2億3000万円)の賠償金支払いを命じる判決が確定した。
 不二越を巡る判決確定は初めて。元徴用工関連の訴訟で、日本企業の敗訴確定は今回で計12件となった。日本政府は、1965年の日韓請求権協定で問題は解決済みとの立場。 

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