ロシア軍輸送機墜落=ウクライナ捕虜65人搭乗、全員死亡 2024年01月24日 18時44分

ロシア軍のIL76輸送機=2019年10月、シリア北東部ハサカ県カミシュリ近郊(AFP時事)
ロシア軍のIL76輸送機=2019年10月、シリア北東部ハサカ県カミシュリ近郊(AFP時事)

 タス通信によると、ロシア軍のIL76輸送機が24日、ウクライナに隣接する西部ベルゴロド州で墜落した。ロシア国防省が発表した。捕虜交換のためのウクライナ軍人65人が乗っていたという。
 このほか、ロシア軍の乗組員6人、同行者3人が搭乗。地元知事は「全員が死亡した」とSNSに記した。
 国防省は墜落原因について「ウクライナ軍が北東部ハリコフ州から対空ミサイルを発射した」と非難。ロシアのカルタポロフ下院国防委員長は「(ウクライナ軍の)米国製かドイツ製のミサイルで撃墜された」と主張した。ウクライナのメディアは当初、ウクライナ軍が墜落への関与を認めたと報じたが、確認できないとしてその後訂正した。
 SNSにはIL76が機体を傾けながら地面に向けて急降下し、炎上する動画が投稿された。近隣住民への被害はないという。ロシアのペスコフ大統領報道官は「情報収集中だ」と述べ、詳細なコメントを避けた。 

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