中国、ナウルと国交樹立=台湾の外交関係切り崩し 2024年01月24日 17時01分

中国(写真左)とナウルの国旗(いずれもEPA時事)
中国(写真左)とナウルの国旗(いずれもEPA時事)

 【北京時事】中国外務省は24日、南太平洋の島国ナウルと同日付で国交を樹立したと発表した。王毅共産党政治局員兼外相とナウルのエニミア外相が北京で関連文書に署名した。ナウルは15日、台湾と断交し中国と国交を結ぶと表明していた。
 文書には、ナウル政府が「台湾は中国領土の不可分の一部」であることを承認したと明記。中国政府はナウルの決定を「称賛する」とし、早期の大使派遣なども盛り込んだ。
 13日の台湾総統選では、中国と距離を置く与党・民進党の頼清徳副総統が当選。同党を「台湾独立勢力」と敵視する中国の習近平政権は、台湾と外交関係を持つ国の切り崩しを加速させている。 

海外経済ニュース