1カ月戦闘休止案を集中協議=イスラエルとハマス、歩み寄りも―報道 2024年01月24日 15時03分

パレスチナ自治区ガザに展開したイスラエル軍兵士=同軍が23日提供(ロイター時事)
パレスチナ自治区ガザに展開したイスラエル軍兵士=同軍が23日提供(ロイター時事)

 【カイロ時事】ロイター通信は23日、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとイスラム組織ハマスが、1カ月間の戦闘休止案を軸に集中的な交渉を継続中だと報じた。複数の関係筋の話としている。この休止期間中に、ハマスが拘束するイスラエル人らの人質解放と、イスラエルで拘禁中のパレスチナ人の釈放を行う計画という。
 交渉は米国やエジプト、カタールが仲介して昨年12月下旬に始まった。イスラエルとハマスは、戦闘休止期間を約30日とすることで歩み寄りの姿勢を見せている。しかし、ハマスは人質解放に先立ち、将来の恒久的停戦に向けた合意を要求。停戦合意が実現しない限り交渉を続けられないとの立場を示しているといい、妥結へは厳しい道のりが予想される。 

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