最大野党前党首が議員資格回復=憲法判断の試練続く―タイ 2024年01月24日 17時01分

24日、バンコクで、タイ憲法裁判所の判決後に支持者らに囲まれ笑顔を見せる「前進党」のピター前党首(中央)
24日、バンコクで、タイ憲法裁判所の判決後に支持者らに囲まれ笑顔を見せる「前進党」のピター前党首(中央)

 【バンコク時事】タイ憲法裁判所は24日、下院最大野党「前進党」のピター前党首(43)が昨年5月の総選挙に、メディア関連株を持ちながら出馬したのは憲法違反に当たらないとの判決を言い渡した。同氏は7月に議員資格の一時停止処分を受け、前進党の党首も辞任。判決に伴い、議員資格は回復する。
 ただ憲法裁は、王室への不敬罪改正を掲げた前進党の公約は国家転覆を意図しているという訴えについて、今月31日に判決を言い渡す。違憲と判断されれば解党処分につながる可能性があり、ピター氏にとっては試練が続く。 

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