米労組率、過去最低を更新=10%、加入者は増加―23年 2024年01月24日 11時06分

米労働省=ワシントン(AFP時事)
米労働省=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省は23日、2023年の米労働組合加入率が、10.0%だったと発表した。前年から0.1%ポイント低下し、比較可能な1983年以降で過去最低を更新した。自動車業界の大規模ストライキなどが話題になる中でも、低迷が続いている現状を示した。
 調査によると、全体の雇用者数の伸びに伴い、加入者数は1442万人と2年連続で増加した。教師や警察官、消防士など公的部門が32.5%と高い加入率を維持する一方、民間部門は6.0%と依然低い。35歳未満の若年層の低迷も目立った。人種別では、黒人労働者が高かった。 

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