参政代表、予算委デビュー=トランプ氏懐柔へWHO脱退提唱 2025年08月05日 17時34分

参院選で躍進した参政党の神谷宗幣代表が5日、参院予算委員会の集中審議で質問に立った。国会の花形とされる予算委での同党の質問は衆参を通じて初めて。神谷氏は米国から関税引き下げを勝ち取るため、世界保健機関(WHO)脱退などトランプ大統領と他分野で足並みをそろえてみてはどうかと提案するなど、独自の議論を展開した。
神谷氏は冒頭、「わが党初めての予算委員会。よろしくお願いします」とあいさつした後、参院選で掲げた「日本人ファースト」を紹介。「反グローバリズムを意味するキャッチコピーだ。排外主義では全くない」と力説した。
WHO脱退などの提案を石破茂首相が「取引材料に使うことが正しいとは思わない」といなすと、神谷氏は「外交交渉として非常に心もとない」と政府の対応を批判。躍進の原動力になったとされるSNSに関し「大幅な規制は言論統制につながる。与党だけで勝手に決めないようにしてほしい」と訴えるのも忘れなかった。
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