パリ自動車ショー開幕=活況も、日本大手は不在 2024年10月14日 18時59分

パリ自動車ショーに出展されているフランス自動車大手ルノーの新型電気自動車(EV)「エンブレム」=14日
パリ自動車ショーに出展されているフランス自動車大手ルノーの新型電気自動車(EV)「エンブレム」=14日

 【パリ時事】隔年で開催されるパリ国際自動車ショーが14日開幕し、報道公開された。前回2022年に不参加だった米電気自動車(EV)大手テスラやドイツ自動車大手BMWが復帰。会場は活況を呈したが、日本の大手メーカーは引き続き不在だった。
 一般公開は15~20日。主催者は計50万人と、前回を10万人上回る来場者を見込む。
 新車販売が低迷する欧州では今年、スイス・ジュネーブの伝統ある国際自動車ショーの終了が決定。前回が振るわない内容だったパリは、90回の節目を迎えた今回が正念場となりそうだ。
 独フォルクスワーゲン(VW)は新型スポーツ用多目的車(SUV)の「タイロン」、仏ルノーは、動力源として充電式バッテリーと長距離走行用の水素燃料電池を備えた新型EV「エンブレム」を公開。日本勢では、機械部品メーカーのTHKが自社製のブレーキやモーターを搭載した試作車を出品した。
 中国勢はEV大手の比亜迪(BYD)や広州汽車集団、小鵬汽車などが出展。ただ、欧州連合(EU)は中国から輸入されるEVが不当な補助金で安価に販売されているとして、最大約35%の追加関税を課す可能性がある。 

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パリ自動車ショーに出展されているドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の新型スポーツ用多目的車(SUV)「タイロン」=14日
パリ自動車ショーに出展されているドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の新型スポーツ用多目的車(SUV)「タイロン」=14日

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