〔米株式〕NYダウ小反発、15ドル高=アマゾン主導(26日) 2024年06月27日 05時34分

 【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク株式相場は、アマゾン・ドット・コムが活発に買われる中、小反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比15.64ドル高の3万9127.80ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は87.51ポイント高の1万7805.16で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9372万株減の9億0192万株。
 米主要経済指標の手掛かりに欠ける中、取引序盤のダウ平均は米長期金利上昇が嫌気され、軟調に推移。だが、アマゾンやアップルがけん引し、ダウはプラス圏に浮上した。
 ただ、中盤以降は動意に乏しい展開。27日に行われる米大統領選に向けた第1回候補者テレビ討論会、28日発表の5月の個人消費支出(PCE)物価指数を控え、様子見気分が強く、ダウは前日終値をやや上回る水準で小動きに推移した。
 5月のPCE物価指数は、全体、コアともに4月からの伸び鈍化が予想されているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)高官からは利下げに慎重な発言も出ている。
 個別銘柄では、アマゾン・ドット・コムが3.9%高。生成AI(人工知能)ブームを追い風に時価総額が2兆ドルに到達した。アップルは2.0%高。ボーイングは1.9%高。
 一方、アムジェンは2.0%安。石油大手シェブロンは1.6%安。トラベラーズは1.4%安。

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