〔NY金〕続落、2313.20ドル(26日) 2024年06月27日 04時17分

 【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、早期利下げ期待が後退し、続落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比17.60ドル(0.76%)安の1オンス=2313.20ドル。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は25日、政策金利を「しばらく」据え置けばインフレを抑制できる見込みが高く、必要であれば利上げの用意があると強調した。今週に入り複数のFRB高官らが早期利下げに対して慎重な姿勢を示していることから、市場ではFRBが年内にも利下げに踏み切るとの観測が後退。米長期金利が上昇し金利を生まない金にとって弱材料となった。対ユーロでドルが強含んだことも、相場を下押ししたもよう。
 翌27日には1~3月期の米国内総生産(GDP)確定値の発表や11月の米大統領選に向けた第1回候補者テレビ討論会が予定されており、市場の関心が集まっている。

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