〔東京株式〕下げ幅拡大=一時900円近く下落(14日後場中盤) 2025年01月14日 13時53分
(13時30分)日経平均株価は下落幅を拡大している。後場はやや下げ幅を縮小して始まったものの、再び下げの勢いが強まり前場の安値を下回り一時前週末比900円近く下落した。その後は安値圏でのもみ合いとなっている。
市場関係者は「年明けはトランプ次期米大統領の就任を前にしたポジション調整で売られやすい地合いが続いている」(中堅証券)と指摘。その上で「きょうは金利上昇や米政府の半導体輸出規制などの悪材料が重なった」(同)ことが下げ足を速めたとの見方を示した。
(後場寄り)後場の日経平均株価は、前週末比673円45銭安の3万8516円95銭と、前場終値からやや下げ幅を縮小して始まった。前場は一時800円超下落する場面もあったが、一部に買い戻しの動きが見られる。
(前引け)【プライム】午前の日経平均株価は、前週末比720円82銭安の3万8469円58銭と大幅安で終了した。米国の金利上昇が重しとなる中、米政権のAI(人工知能)向け半導体輸出規制などを受けてハイテク株への売りが広がり、下げ幅が大きくなった。東証株価指数(TOPIX)は、34.37ポイント安の2679.75。
82%の銘柄が値下がりし、15%が値上がりした。出来高は9億9042万株、売買代金は2兆2459億円。
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、電気機器、サービス業などが下落。鉱業、石油・石炭製品、保険業などが上昇した。
【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高1億7724万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreはともに反落。
(9時59分)日経平均株価は下げ幅を拡大。米国金利上昇による米ハイテク株安の流れを受けて、半導体関連株や電子部品株などに売りが広がっている。先週決算を発表した安川電〈6506〉も大きく下げている。市場関係者からは「前週末に比べ為替が円高に振れていることや、国内金利の上昇も重しとなっている」(大手証券)との声が聞かれた。
(寄り付き)日経平均株価は、前週末比179円44銭安の3万9010円96銭と、下落して始まった。米ハイテク株安の流れを受けて、半導体関連株を中心に売りが優勢となっている。