〔米株式〕ダウ反発、208ドル高=ナスダックは3日連続最高値(25日) 2025年07月26日 06時42分

 【ニューヨーク時事】週末25日のニューヨーク株式相場は、米国と欧州連合(EU)の通商交渉の進展期待が広がる中で反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比208.01ドル高の4万4901.92ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は50.36ポイント高の2万1108.32と、3日連続で史上最高値を更新して引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億8223万株減の9億5035万株。
 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は25日、トランプ米大統領と27日に英北部スコットランドで会談すると明らかにした。市場では「米国と、EUや中国との貿易交渉が進むとの期待が株価を押し上げた」(日系証券筋)との声が聞かれた。
 投資家らは米国と各国との関税協議の行方に加え、来週発表される大手IT企業のアップルやマイクロソフト、アマゾンなどの決算を注視している。29、30日に開催される連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合では、政策金利の据え置き決定が予想されている。
 個別銘柄では、ゴールドマン・サックスとマクドナルドは1.4%高。マイクロソフトは0.6%高、アップルは0.1%高となった。
 一方で前日に赤字決算と15%の人員削減を公表したインテルは8%超安と下げが目立った。アムジェンは0.6%安、アマゾンは0.3%安だった。

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