〔ロンドン外為〕円下落、143円台後半(4日午前10時) 2025年06月04日 18時39分

 【ロンドン時事】4日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国と中国の関税交渉などに注目が集まる中、持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=143円台後半に下落した。午前10時現在は143円84~94銭と、前日午後4時(143円72~82銭)比12銭の円安・ドル高。
 市場予想を上回る米雇用指標を好感して米景気後退懸念が和らぎ、円が軟化した海外市場の流れを引き継いだ。ただ、ロンドン市場序盤、トランプ米大統領が自身のSNSで「中国習国家主席との取引成立は極めて困難だ」と投稿したことにより、市場では米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃。円はやや買い戻された。
 対ユーロは1ユーロ=163円98銭~164円08銭(前日午後4時は163円73~83銭)と、25銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1394~1404ドル(同1.1387~1397ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3535~3545ドル(同1.3524~3534ドル)。

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