【2022年10月27日~28日】経済物価情勢の展望(要約) 2022年10月31日 15時06分

経済・物価情勢の展望(2022年10月28日)

 前回発表(2022年7月21日)との比較を中心に各項目ごとにまとめました。

1.経済・物価の現状

  • 海外経済は、「総じてみれば回復している」から「総じてみれば緩やかに回復しているが、先進国を中心に減速の動きがみられる」へ
  • 住宅投資は、「横ばい圏内の動き」から「弱めの動き」へ
  • 公共投資は、「弱めの動き」から「横ばい圏内の動き」へ
  • 消費者物価(除く生鮮食品)前年比は、「2%台後半となっている」から「3%程度となっている」へ

2.経済・物価の見通し
(1)経済の見通し


  • 海外経済は、「総じてみれば回復を続ける」から「減速の動きがみられる」へ
  • 政府消費は、「横ばいで推移する」から「次第に減少していく」へ

(2)物価の見通し


  • 全体として大きな変化はなし

(3)金融環境の見通し


  • 全体として大きな変化はなし

(4)政策委員の大勢見通し

※対前年度比
※政策委員見通しの中央値


■「経済・物価情勢の展望」(2022年10月)の基本的見解(概要)

  • 日本経済の先行きを展望すると、見通し期間の中盤にかけては、資源高や海外経済減速による下押し圧力を受けるものの、新型コロナウイルス感染症や供給制約の影響が和らぐもとで、回復していくとみられる。その後は、所得から支出への前向きの循環メカニズムが徐々に強まるもとで、潜在成長率を上回る成長を続けると考えられる。
  • 物価の先行きを展望すると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、本年末にかけて、エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により上昇率を高めたあと、これらの押し上げ寄与の減衰に伴い、来年度半ばにかけて、プラス幅を縮小していくと予想される。その後は、マクロ的な需給ギャップが改善し、中長期的な予想物価上昇率や賃金上昇率も高まっていくもとで、再びプラス幅を緩やかに拡大していくとみられる。
  • 前回の見通しと比べると、成長率については、夏場の感染拡大や海外経済の減速の影響から、2022年度を中心に幾分下振れている。物価は、輸入物価の上昇を起点とする価格転嫁の影響から、2022年度を中心に上振れている。
  • リスク要因をみると、引き続き、海外の経済・物価動向、今後のウクライナ情勢の展開や資源価格の動向、内外の感染症の動向やその影響など、わが国経済を巡る不確実性はきわめて高い。そのもとで、金融・為替市場の動向やそのわが国経済・物価への影響を、十分注視する必要がある。
  • リスクバランスをみると、経済の見通しについては、下振れリスクの方が大きい。物価の見通しについては、上振れリスクの方が大きい。

[ゴールデン・チャート社]

■関連リンク

前回(2022年7月20日、21日開催分)の経済物価情勢の展望(要約)

主要各国の金融政策スケジュール

■参考資料(外部サイト)

経済・物価情勢の展望(2022年10月27日、28日開催分)(日本銀行)

金融政策決定会合の運営(日本銀行)