〔NY外為〕円、147円台半ば(13日朝) 2025年08月13日 22時17分
【ニューヨーク時事】13日午前のニューヨーク外国為替市場では、円買い・ドル売りが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=147円台半ばに上昇している。午前9時現在は147円40~50銭と、前日午後5時(147円80~90銭)比40銭の円高・ドル安。
この日朝方は目立った米経済指標の発表がない中、ニューヨーク市場に入ってからも、海外市場で優勢となった円高・ドル安地合いが続いている。
前日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げを再開するとの観測が強まっていることも円買い・ドル売りの流れを促している。CMEグループのフェドウオッチによると、現時点で市場は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを9割超織り込んでいる。
一方、ベセント米財務長官は13日、ブルームバーグテレビのインタビューで、FRBが9月に0.5%の大幅利下げを行う可能性が「非常に大きい」との認識を示した。
米長期金利の指標である10年債利回りの低下も相場を下支えている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1690~1700ドル(前日午後5時は1.1668~1678ドル)、対円では同172円40~50銭(同172円54~64銭)と、14銭の円高・ユーロ安。