〔NY外為〕円、149円台半ば(1日朝) 2025年04月01日 22時08分
【ニューヨーク時事】1日午前のニューヨーク外国為替市場では、米政権による「相互関税」発動への警戒感から円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=149円台半ば付近に上伸している。午前9時現在は149円40~50銭と、前日午後5時(149円92銭~150円02銭)比52銭の円高・ドル安。
ベッセント米財務長官は前日、米メディアに対し、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」の詳細を予定通り2日に発表すると明言。トランプ米大統領は前倒しの可能性にも言及しており、投資家がリスク回避姿勢を強める中で安全資産とされる円が買われている。
この日発表予定の米経済指標は、3月の米サプライ管理協会(ISM)製造業購買担当者景況指数(PMI)、2月の米雇用動態調査(JOLTS)など。最近の通商政策を巡る不確実性を反映した弱い結果になる可能性があるとして、市場は注目している。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0780~0790ドル(前日午後5時は1.0809~0819ドル)、対円では同161円10~20銭(同162円11~21銭)と、1円01銭の大幅な円高・ユーロ安。