ガザ作戦を拡大=各地で57人死亡、診療所も空爆―イスラエル国防相 2025年04月02日 20時11分

イスラエルのカッツ国防相=2024年11月、エルサレム(EPA時事)
イスラエルのカッツ国防相=2024年11月、エルサレム(EPA時事)

 【エルサレム時事】イスラエルのカッツ国防相は2日の声明で、同日からイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでさらに作戦範囲を拡大させていると述べた。イスラム組織ハマス打倒と拘束された人質の奪還を「神聖かつ重要な目標」とし、軍事的圧力を通じて達成に近づくと強調した。
 カッツ氏はガザ住民に対し「ハマスを排除し、人質全員を解放するため今すぐ行動せよ。それが戦争を終わらせる唯一の方法だ」と呼び掛けた。
 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、攻撃が続くガザ各地で2日、少なくとも57人が死亡したと報じた。保健当局の集計では、イスラエルが大規模な軍事作戦を再開した3月18日以降のガザでの死者は1066人となった。
 北部ジャバリヤでは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する診療所が空爆され、22人が死亡した。イスラエル軍は「ハマスがテロ攻撃を計画するのに使用した施設だ」と主張し、攻撃を正当化した。
 このほか、南部ハンユニスでは住宅が攻撃を受け、子供や女性を含む12人が死亡するなどした。
 イスラエルが3月2日から続けている物資搬入停止措置により、ガザでは食料や医薬品が欠乏。医療機関では治療がままならない状態が続いている。 

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