米投資会社、1.5兆円出資検討=セブン創業家の自社買収計画 2025年01月10日 22時54分
セブン&アイ・ホールディングスの創業家による同社の買収計画で、米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが出資を検討していることが10日、分かった。8兆~9兆円とされる買収金額のうち、アポロの出資は最大1兆5000億円規模を想定。これに創業家と伊藤忠商事などを合わせ、買収資金の半分程度に当たる4兆円規模を出資で賄う方向で調整する。
セブン&アイは昨年、カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールから約7兆円の買収提案を受けた。これに対抗するため、創業家はセブン&アイを買収・非上場化する案の検討に入ったが、巨額資金の確保が焦点となっていた。創業家はアポロの他、国内外の複数のファンドにも出資を呼び掛けている。