24年の世界成長、2.4%に据え置き=日本は0.9%に減速―世銀見通し 2024年01月09日 23時42分

 【ワシントン時事】世界銀行は9日公表した最新の経済見通しで、2024年の世界の実質GDP(国内総生産)伸び率を2.4%(前年は2.6%)と、昨年6月時点の前回予測を据え置いた。米欧の利上げの影響や、世界的な貿易・投資の停滞が背景。25年は2.7%と、0.3ポイント引き下げ、3年連続で2%台の低成長にとどまると見込む。
 日本の24年の成長率は0.9%と、コロナ禍後の旺盛な需要や訪日客増加などで好調だった23年(1.8%)から大幅に減速。主要な貿易相手国の成長鈍化が輸出を圧迫する。25年は0.8%と予想した。
 米国の24年の成長率も1.6%と、前年(2.5%)から減速。高金利や、財政政策が引き締めに転じることが響く。中国は24年が4.5%、25年が4.3%と、節目の5%を下回って推移する見通しだ。 

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