2月消費者物価、3.0%上昇=コメ、最大の80%超プラス―総務省 2025年03月21日 08時37分

 総務省が21日発表した2月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が109.7と、前年同月比3.0%上昇した。上昇は42カ月連続で、3カ月連続で3%台の高水準となった。政府の補助金再開で電気・ガス代の伸びが鈍化した一方、米類の上昇率は80.9%と過去最大だった。
 生鮮食品を除く食料は5.6%上昇し、7カ月連続で伸び率は拡大。このうち米類は需給の引き締まりや生産コストの上乗せが続き、5カ月連続で過去最大を更新した。鳥インフルエンザの発生で供給量が減少している鶏卵も1年ぶりにプラスに転じ、1.4%上昇した。
 電気代の伸び率は9.0%(前月は18.0%)、都市ガス代は3.5%(同9.6%)だった。一方、政府の補助が縮小したガソリンは5.8%(同3.9%)、灯油は9.3%(同6.3%)にそれぞれ拡大した。
 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.7%プラス。キャベツやトマト、ブロッコリーなど生鮮野菜の価格が前月から下落し、上昇幅が縮小した。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は2.6%伸びた。 

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