1月の鉱工業生産、1.1%低下=3カ月連続減、中国景気停滞響く―経産省 2025年02月28日 08時59分

青海コンテナ埠頭に積み上げられた貨物コンテナ=2024年10月、東京都江東区(AFP時事)
青海コンテナ埠頭に積み上げられた貨物コンテナ=2024年10月、東京都江東区(AFP時事)

 経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は100.5と、前月比1.1%低下した。マイナスは3カ月連続。中国の景気停滞を背景に、生産用機械の輸出の減少が大きく響いた。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。
 生産は全15業種のうち9業種で低下した。生産用機械工業は、中国や韓国などに向けた半導体製造装置の輸出が低迷し12.3%のマイナス。電子部品・デバイス工業は、昨年末に需要が増えた反動減で5.4%低下した。
 一方、上昇した6業種のうち、自動車工業は6.9%伸びた。乗用車の販売が好調だったほか、認証不正による出荷停止の影響も小さくなった。 

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