景気判断、6地域で上方修正=個人消費、設備投資が好調―日銀 2023年10月19日

 日銀は19日、秋の支店長会議を開き、全国を9地域に分けて景気動向を分析した地域経済報告(さくらリポート)をまとめた。景気判断は6地域で上方修正し、北海道、東北、四国は「持ち直している」、北陸、関東甲信越、中国は「緩やかに回復している」とした。コロナ禍で制約されていた経済活動の再開や訪日客の増加で、外食や旅行などのサービス消費が好調に推移。設備投資も堅調だった。
 東海、近畿、九州・沖縄の3地域については、判断を据え置いた。
 日銀は、海外経済の回復ペースが鈍化していることや物価上昇の影響を受けつつも、「すべての地域で、景気は持ち直し、ないし、緩やかに回復している」と分析している。 

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日銀で開かれた秋の支店長会議=19日午前、日銀本店
日銀で開かれた秋の支店長会議=19日午前、日銀本店

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