大阪IR「30年秋」開業=米MGMなどと実施協定―府 2023年09月28日

 大阪府は28日、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備に向け、事業会社の「大阪IR株式会社」と実施協定を締結した。開業時期は2030年秋ごろを見込み、25年大阪・関西万博開催後の経済の起爆剤と位置付ける。同社は今後、カジノ免許を国に申請。認められれば開業準備がほぼ整い、全国初のカジノ施設が誕生する。
 実施協定と併せ、大阪市は建設予定地の人工島「夢洲」の事業用定期借地権設定の契約を同社と結んだ。
 大阪IR社は、米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが中核を担う。吉村洋文知事は調印式で、IRについて「経済成長のエンジンになると確信している」と強調。MGMのホーンバックル最高経営責任者(CEO)は「大阪が世界に誇れる観光都市になると信じている」と語った。 

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IR関連協定等調印式で撮影に応じる大阪府の吉村洋文知事(中央)ら=28日午後、大阪市住之江区
IR関連協定等調印式で撮影に応じる大阪府の吉村洋文知事(中央)ら=28日午後、大阪市住之江区

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