22年の粗鋼生産、2年ぶり減=自動車回復遅れ―日本鉄鋼連盟 2023年01月23日

 日本鉄鋼連盟が23日発表した2022年の粗鋼生産量は、前年比7.4%減の8923万トンと、2年ぶりに減少した。半導体の供給不足などから国内の自動車生産の回復が遅れたほか、海外経済の減速により年後半から輸出向けも落ち込んだ。コロナ禍で急減した20年(8318万トン)は上回ったものの、21年(9633万トン)からは大きく減らした。
 鋼種別にみると、自動車など製造業向けに主に使われる特殊鋼が8.9%減、建築・土木向けが多い普通鋼が6.9%減だった。 

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